新生仔犬の先天性内反足の治療例

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新生仔犬の先天性内反足の治療例を紹介致します。

人と同様に、犬や猫も先天的に様々な異常を持って生まれることがあります。
先日、人間の新生児において見られる先天性内反足と同じ異常を持って生まれた犬に対し治療を実施しましたので紹介します。

平成29年4月5日 初診時の後肢の状態、足根部から遠位が内方に曲がっているのがわかります。

 

平成29年4月11日 成長が早いため長時間固定したままでは食い込みによる障害が起こりますので短期間で再固定をする必要があります。この時点ではまだ足根部の向きはわずかしか矯正されていません。

 

平成29年4月17日 この時点で既に矯正されていますが念のため再度固定を実施しました。

 

平成29年4月19日 この日で約2週間にわたる矯正処置は終了としました。
元気に走り回れるように育ってくれるとうれしいのですが。


新生仔犬以外の四肢の整形外科疾患(膝蓋骨脱臼、前十字靱帯断裂、大腿骨頭壊死症など)に対して当院では毎月毎月数例の手術を実施していますが、新生仔犬や仔猫の先天性内反足や先天性反張膝に対する治療は外科手術を実施する必要がなく簡単な処置で矯正することができます。


過去にも新生仔犬や仔猫の先天性内反足や先天性反張膝に対する治療を実施し、良好に経過した例を複数経験しております。
生まれたばかりの動物の前肢・後肢に異常が見られたら、早期であれば短期間で治癒可能な場合がございますので埼玉県狭山市の白石動物病院にご相談いただけましたら対応させて頂きます。

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