犬の弁膜症手術

95%以上の成功率、当院の僧帽弁閉鎖不全症の手術

当院の人工心肺を使用した僧帽弁閉鎖不全症の手術成績は95%以上の成功率を達成しています。
この内訳には過去2年間の安定化されたACVIM分類でいうと進行したStage B2とStage Cの患者が含まれます。
患者の平均年齢は約11歳でした。
さらに、術後に残存する逆流量の少なさを示すのが、術後の投薬はほぼ全ての患者で術後は心臓薬の投薬が不要となっているということです。
(成功率は治療抵抗性を示すStage Dの患者では大幅に低下し、70%程になってしまいます。これが示すことは、いかに早い段階で手術という選択ができるかが治療成功の鍵となるということです。)

上記の内容を記載した論文が2022年に当院の心臓外科チームから投稿されました。

ACVIM分類

A:心臓病発症リスクの高い犬

(例:チワワやキャバリアキングチャールズスパニエルなど)

 

B1:弁が壊れ始めており、逆流が生じている段階

(例:聴診で心雑音があると言われた)

 

B2:弁の破壊が進み、心臓に負担がかかっている段階

(例:レントゲン・エコー検査で心臓が大きいと言われた)

 

C:症状が出るほど心臓の負担が強くなっている段階

(例:利尿薬を投与している)

 

D:治療により安定化しづらい段階

(例:入退院を繰り返す、頻繁に薬を調節している)

 

適応基準

1.僧帽弁閉鎖不全症を有し、心臓の拡大を伴っていること

2.心臓以外に生命を脅かす疾患に現在罹患していないこと

3.極端に高齢でないこと(推奨年齢13歳以下)

 

入院~手術~退院

前日:お預かり

当日:手術前面会 ⇒ 手術 ⇒ 手術後面会

入院期間:1週間前後(入院中は随時面会可能)

退院後:術後2週間、1.2.3.6.12.24ヶ月で検診(遠方の方はホームドクターでも可能)

 

費用(税別)

手術前検査:4~5万円(その他疾患がないか血液検査、超音波検査、レントゲン検査、輸血準備)

      手術前検査に関してはホームドクターでの実施でも可能

手術・入院:170~180万円(手術費、入院費、検査費、薬剤費)

術後検診:4~5万円(1.2ヶ月:血液検査、超音波検査、レントゲン検査、抗血栓薬)

     2~2.5万円(術後3.6.12.24ヶ月:血液検査、超音波検査、レントゲン検査)

当院では月に1回のペースで松浦獣医師が帰国し、手術を実施しています。

手術ご希望の方には一度ご来院いただき、手術に関しての詳細(費用、メリット、デメリット、リスク、合併症など)をご説明させて頂いております。

僧帽弁閉鎖不全症の手術に関して何かご相談・ご不明点がありましたらお気軽にお問合せください。

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